映画基本情報
タイトル:スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(Star Wars: Episode VI – Return of the Jedi)
公開年:1983年
監督:リチャード・マーカンド
脚本:ローレンス・カスダン、ジョージ・ルーカス
出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、イアン・マクダーミド(皇帝)、デヴィッド・プロウズ/ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダー)
ジャンル:SF/アドベンチャー
上映時間:132分
あらすじ
銀河帝国はより強力な第2デス・スターの建造を進めており、皇帝パルパティーン自らが完成を監督していた。反乱同盟軍はこの情報をつかみ、総力を挙げた最終決戦を計画する。ルーク・スカイウォーカーたちはまず冷凍されたハン・ソロをジャバ・ザ・ハットのもとから救出。その後、エンドアの森の月でシールド発生装置の破壊を目指す。しかしルークの心には、父ダース・ベイダーの中にまだ善の心が残っているという確信があり、彼を救い出すために自ら帝国に投降することを決意する。息子との再会、皇帝の誘惑、そして最後の戦い——オリジナル三部作の完結編として、スター・ウォーズサーガが感動のフィナーレを迎える。
心に刺さる名言集
名言①「僕はジェダイだ。父がそうであったように」
“Never. I’ll never turn to the Dark Side. You’ve failed, Your Highness. I am a Jedi, like my father before me.”
― ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)
皇帝パルパティーンに「ダークサイドに落ちよ」と繰り返し迫られながらも、ルークが毅然と放った言葉。「絶対にダークサイドには落ちない。陛下、あなたは失敗したのだ」と告げた後のこの一言は、父アナキンへの敬意と、自分自身のジェダイとしての誇りを凝縮した宣言だ。エピソード4でオビ=ワンに「お前の父は偉大なジェダイだった」と告げられてから3作をかけて成長してきたルークが、ついに自分の言葉でその継承を宣言する瞬間として、シリーズ屈指の名場面となっている。
名言②「修行はもう必要ない。学ぶべきものはすでに身についておる」
“No more training do you require. Already know you, that which you need.”
― ヨーダ(フランク・オズ)
900歳を目前に息を引き取ろうとしているヨーダが、ルークに告げた言葉。「まだジェダイではないのか」と問うルークに対し「そうだ、ひとつだけ残っている。ベイダーだ。ベイダーと向き合わなければ、ジェダイにはなれぬ」と続ける。長年にわたる修行の旅の終わりに、師が弟子に贈る最後の言葉として深く心に刻まれる名言だ。知識ではなく、すでに自分の中にある力を信じよというヨーダの教えが、この一言に込められている。
名言③「900歳になったとき、お前もこれほど元気でいられるかな」
“When 900 years old you reach, look as good you will not.”
― ヨーダ(フランク・オズ)
死の床に就いたヨーダが、心配そうに見つめるルークに向けて放ったユーモアたっぷりの一言。StarWars.com公式も「40の名言」の中で特に取り上げた言葉で、厳格な師ヨーダの意外な茶目っ気を見せる場面として世界中のファンに愛されている。深刻なクライマックスに向かう物語の中で、この一言が絶妙な間で入ることで、ヨーダというキャラクターの奥深さがいっそう際立つ。
名言④「私たちが信じている真実の多くは、見る者の視点によって大きく変わる」
“Luke, you’re going to find that many of the truths we cling to depend greatly on our own point of view.”
― オビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)
「なぜ父がジェダイだと言わなかったのか」と問い詰めるルークに、オビ=ワンの霊体が答えた言葉。アナキンがダース・ベイダーになった時点で、かつてのアナキンは死んだも同然だった——という彼なりの「真実」を説明しながら語ったこのセリフは、物事の見方・立場によって真実は変わるというテーマを哲学的に表現している。映画の枠を超えて、日常のあらゆる対立や誤解に通じる普遍的な言葉として広く引用されている。
名言⑤「憎しみがお前を強くした。今こそ運命を果たせ」
“Good. Use your aggressive feelings, boy. Let the hate flow through you… Your hate has made you powerful. Now, fulfil your destiny and take your father’s place at my side.”
― 皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド)
ルークの心に怒りと憎しみが芽生えるのを感じ取った皇帝が、ダークサイドへ誘い込もうとして放った言葉。「憎しみを力にせよ」「その憎しみがお前を強くした」——この言葉はシリーズを通じた「恐れ→怒り→憎しみ→ダークサイド」という堕落の連鎖を体現している。悪の本質を恐ろしいほど雄弁に語るこのセリフは、ルークがどれほど大きな誘惑と戦っていたかを鮮やかに浮かび上がらせる。
名言⑥「愛してる。―知ってるさ」
“I love you.” / “I know.”
― ハン・ソロ(ハリソン・フォード)/レイア・オーガナ姫(キャリー・フィッシャー)
エピソード5でカーボナイト冷凍される直前にレイアが「愛してる」、ハンが「わかってる」と返した名場面の”逆バージョン”。本作では今度はハンが「愛してる」と言い、レイアが「知ってるさ」と返す。前作の名シーンをさりげなく踏まえた粋な脚本の妙であり、二人の対等な関係と成長を示す演出として世界中のファンに愛されている。シリーズを通じて観ているからこそ深く刺さる、究極の”シリーズものの醍醐味”がこの一言に詰まっている。
この映画が刺さる人・おすすめのシーン
エピソード4・5と続けて観てきた人にとって、本作は特別な感動をもたらす完結編だ。特に圧巻なのは、ルーク・ベイダー・皇帝の三者が対峙するデス・スターの玉座のシーン。息子を救いたいルーク、主人に忠実であろうとするベイダー、二人を操ろうとする皇帝——三者の思惑が交錯する中で、最後にベイダーが下す決断は、スター・ウォーズというサーガ全体のテーマ「家族の愛と救済」を完璧に体現している。また、エンドアでのイウォーク族との共闘はユーモアと冒険心あふれる場面として、子どもから大人まで楽しめる。
作品データ・受賞歴
1983年の公開当時、世界興行収入約4億7500万ドルを記録。第56回アカデミー賞では特別業績賞(視覚効果)を受賞した。オリジナル三部作の完結編として、公開から40年以上を経た現在もRotten Tomatoesで批評家スコア83%を維持しており、根強い人気を誇る。なお日本では公開当初から2004年まで「ジェダイの復讐」というタイトルで親しまれていた。
登場人物紹介
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル):ジェダイとして成長を遂げた主人公。父ベイダーをダークサイドから救い出せると信じ、単身帝国に投降する。
ダース・ベイダー(デヴィッド・プロウズ/声:ジェームズ・アール・ジョーンズ):息子ルークとの再会を経て、内なるアナキン・スカイウォーカーの善の心が揺れ動く。
皇帝パルパティーン(イアン・マクダーミド):銀河を支配する最高権力者。ルークをダークサイドに取り込もうと巧みに誘惑する。
ハン・ソロ(ハリソン・フォード):カーボナイトから救出され復帰。エンドアでの地上戦を指揮する。
レイア・オーガナ姫(キャリー・フィッシャー):本作でルークの双子の姉であることが判明する。
総評・おすすめ度
おすすめ度:★★★★★(5/5)
オリジナル三部作の完結編として、「家族の愛と救済」というテーマを力強く締めくくる傑作だ。エピソード4・5を通じて積み重ねてきた物語が、本作でひとつの大きな感動に結実する。ルークが父を救い、ベイダーがアナキンとしての魂を取り戻す瞬間は、何度観ても胸を打つ。スター・ウォーズを一本だけ観るなら別の作品を勧めるが、三部作を通して観た人にとっては、この映画こそがシリーズの真の核心だと感じるはずだ。
※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・StarWars.com公式・Scattered Quotesなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。