「私の呪文を私に向けて使うとは!——そうだ、私が謎のプリンスだ——You dare use my own spells against me, Potter? Yes. I’m the Half-Blood Prince.」——2009年、デヴィッド・イェーツ監督、ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター)、アラン・リックマン(スネイプ)、マイケル・ガンボン(ダンブルドア)主演。IMDb7.6点。シリーズ最大の謎「謎のプリンスとは誰か」と「スネイプは本当に裏切り者か」を描く第6作。ダンブルドアとの最後の旅が描かれる。
「心配はしていない、ハリー——君がいるから——I am not worried, Harry. I am with you.」——ヴォルデモートの過去を追いながら、ホークラックス探索の旅が始まる。そしてシリーズ最大の衝撃——ダンブルドアの死——が訪れる。
映画基本情報
タイトル:ハリー・ポッターと謎のプリンス(Harry Potter and the Half-Blood Prince)
公開年:2009年
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー)、エマ・ワトソン(ハーミオーニー)、ルパート・グリント(ロン)、アラン・リックマン(スネイプ)、マイケル・ガンボン(ダンブルドア)、ヘレナ・ボナム・カーター(ベラトリックス)、ジム・ブロードベント(スラグホーン)
上映時間:153分
製作:ワーナー・ブラザース
あらすじ
ホグワーツ6年生のハリーはダンブルドアから個人授業を受け、ヴォルデモートの過去を記憶(ペンシーブ)で辿りながらホークラックスの秘密を探る。同時に、謎のメモが書き込まれた古い魔法薬の教科書を手に入れたハリーは、その元の持ち主「謎のプリンス」の正体を追う。
ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)がある任務を帯びてホグワーツに潜伏する中、物語はダンブルドアとハリーが最後のホークラックスを求めて洞窟へ向かうクライマックスへと向かう。そしてダンブルドアの死という、シリーズ最大の喪失が訪れる。
心に残る名言集
名言①「私の呪文を私に向けて使うとは——そうだ、私が謎のプリンスだ」
“You dare use my own spells against me, Potter? Yes. I’m the Half-Blood Prince.”
― セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)
クライマックスでスネイプ自身が謎のプリンスの正体であることを明かす衝撃の台詞。映画タイトルの謎が解け、同時にスネイプというキャラクターの複雑さが改めて浮き彫りになる瞬間。アラン・リックマンの凄みある声が最大限に活きた名シーン。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言②「心配はしていない——君がいるから」
“I am not worried, Harry. I am with you.”
― アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)
洞窟でハリーに語りかけるダンブルドアの言葉。シリーズ最も温かく、そして最も切ない台詞のひとつ——この言葉を語ったダンブルドアがまもなく死ぬことを、観客は後で知る。「ともにいる」という言葉の重みが後から深く響く。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言③「セブルス……お願いだ……」
“Severus… please…”
― アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)
天文台の塔でスネイプに向けた最後の言葉。その意味はPart2で完全に明かされる——ダンブルドアはスネイプに自分を殺してほしいと頼んでいた。この1語の重みを知った後でもう一度観ると、全く違って聞こえる。シリーズ最大の伏線。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言④「勇気を持ってください——私の母のように」
“Be brave, Professor. Be brave like my mother. Otherwise, you disgrace her. Otherwise, she died for nothing.”
― ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、スラグホーンへ
スラグホーンの記憶を引き出すためにハリーが放つ台詞。「母のように勇気を持て——さもなければ彼女の死が無駄になる」——ハリーが母リリーへの愛と誇りを初めて武器にした瞬間。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言⑤「私はダンブルドアの人間だ——それを彼に伝えた」
“Dumbledore’s man through and through, aren’t you Potter?” “Yeah, I am.”
― スクリムジョール大臣→ハリー(原作J・K・ローリング)
大臣にダンブルドアの手先だと批判されたハリーが誇りを持って答える台詞。ダンブルドアはその言葉を聞いて涙をこらえた——というシーンが原作に記される。単なる忠誠心を超えた「信頼」の宣言。Wikiquoteで確認済み。
名言⑥「これで終わりだ」
“It’s over.”
― セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)
ダンブルドアの死後、ホグワーツを去るスネイプが静かに放つ言葉。怒りでも悲しみでもない——冷静さの中に凄まじい感情が凝縮されたアラン・リックマンの名演。この2語が後のシリーズすべてへの伏線となる。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
こんな人におすすめ・必見シーン
スネイプというキャラクターの魅力を最大限に堪能したい人に。ダンブルドアとハリーの師弟関係の最後を見届けたい人に。シリーズで最もミステリー要素が強い作品。
必見シーン①:ダンブルドアとハリーの洞窟シーン——毒の湖でダンブルドアが苦しみながらポーションを飲み干す場面は、シリーズで最も辛く切ないシーン。
必見シーン②:スネイプが謎のプリンスと名乗るシーン——アラン・リックマンのわずか一言が映画史に刻まれた。
作品データ・制作秘話
アラン・リックマンはシリーズを通じてスネイプの最終的な秘密をJ・K・ローリングから直接教えられており、その知識を持ってスネイプを演じ続けた唯一の俳優。そのため彼の演技には常に「知っている人間の演技」という独特の深みがある。ジム・ブロードベントが演じるスラグホーンは第6作の新キャラクターとして絶賛された。
総評・おすすめ度
おすすめ度:★★★★☆(4/5)
「私が謎のプリンスだ」——この台詞がシリーズ全体のスネイプというキャラクターを集約している。第6作は謎と伏線が複雑に絡み合い、ダンブルドアの死という衝撃で終わる。「Severus… please…」——たった一言がPart2で全て解き明かされる時、スネイプへの評価は完全に覆る。
※ コトバミンに掲載している名言は、海外の複数データベースで原文を検証済みです。