映画基本情報
タイトル:ウォーレン・バフェット氏になる(Becoming Warren Buffett)
公開年:2017年
監督:ピーター・W・クンハート
出演:ウォーレン・バフェット、スーザン・バフェット Jr.、チャーリー・マンガー、ビル・ゲイツほか
ジャンル:ドキュメンタリー/伝記
上映時間:88分
配信:HBO制作
作品について
世界屈指の投資家にしてバークシャー・ハサウェイ会長兼CEO、ウォーレン・バフェットの自伝的ドキュメンタリー。HBO制作で、バフェット本人へのインタビューを中心に、家族・パートナーのチャーリー・マンガー・親友のビル・ゲイツらが語る素顔に迫る。投資の天才としての側面だけでなく、オマハの自宅での日常生活、家族との関係、慈善活動への姿勢まで幅広く描いており、「お金持ち」のイメージとは大きく異なるバフェットの人間像が浮かび上がる。毎朝マクドナルドで朝食を取り、58年前に購入した自宅に今も住み続ける世界有数の富豪の、シンプルで芯のある生き方が印象的な一作。
世界中で語り継がれる名言集
名言①「ルール1:絶対に損をするな。ルール2:ルール1を忘れるな」
“Rule number one, never lose money. Rule number two, never forget rule number one.”
― ウォーレン・バフェット
IMDB・Neil Thanedar・Nick Gray・Daniel Bourkeなど全ての主要海外サイトで「このドキュメンタリーを代表する名言」として筆頭に挙げられます。コトバミンでも以前から取り上げてきた名言で、投資家ベンジャミン・グレアムから学んだ2つの鉄則としてバフェット自身が語っています。投資だけでなく、人生全般における「まず失わないことを最優先にする」という哲学は、どんな分野にも通じる普遍的な教訓です。
名言②「車は替えがきく。しかし肉体と精神は替えがきかない」
“Imagine it’s a car and it’s the only car you’ll ever get in your life. And of course you’d take care of it, right? That’s your body and mind.”
― ウォーレン・バフェット(高校生への講演より)
Neil Thanedar・Daniel Bourke・Nick Grayなど複数の海外サイトで紹介されている名言。高校生に車を例えに健康の大切さを語るシーンから。コトバミンでも以前から「車は買い換えられるが、肉体と精神は替えがきかない」として取り上げてきた名言の原文です。一生に一台しかもらえない車を大切にするように、自分の体と心を大切にしろというメッセージは、若者への最高の贈り物のような言葉です。
名言③「株は投資家のことを思わない。感情を持ち込んではいけない」
“You may have all these feelings about the stock. The stock has no feelings about you.”
― ウォーレン・バフェット
IMDBで確認されている名言。コトバミンでも以前から「投資に感情や思い入れは禁物だ、株は投資家に思い入れなど持たない」として取り上げてきた名言の正確な原文です。どれだけ思い入れのある銘柄でも、株自体はこちらの感情を一切考慮しません。感情的な投資判断がいかに危険かを端的に示した、プロ投資家らしい冷静な言葉です。
名言④「お金を儲けるのに必要なのは知能より忍耐だ」
“The biggest thing in making money is time. You don’t have to be particularly smart, you just have to be patient.”
― ウォーレン・バフェット
IMDBで確認されている名言。コトバミンでも以前から「お金を儲けるには、知能より辛抱強さが大事」として取り上げてきた名言の正確な原文です。複利の力を誰よりも理解するバフェットらしい言葉で、時間をかけてじっくり待つことが最大の武器であることを示しています。「賢くなくていい、ただ忍耐強くあれ」というメッセージは、個人投資家への最も誠実なアドバイスのひとつです。
名言⑤「評判を築くのに20年かかる。それを失うのは5分だ」
“It takes 20 years to build a reputation, then it takes five minutes to lose it.”
― ウォーレン・バフェット
IMDBで確認されている名言。サロモン・ブラザーズのスキャンダル対応の場面に関連して語られる言葉で、「信頼・評判は長年かけて積み上げるものだが、一瞬の判断で失われる」という教訓を端的に表しています。投資の世界だけでなく、ビジネスや人間関係全般に通じる普遍的な名言として、世界中で引用されています。
名言⑥「仕事にタップダンスで向かっている。仕事ではなく遊びだ」
“I tap dance to work. It’s not work, it’s play.”
― ウォーレン・バフェット
Daniel Bourke・asktherightquestion.orgなど複数の海外サイトで「このドキュメンタリーで最も印象的な言葉」として取り上げられています。86歳になっても毎朝楽しみながら仕事に向かうバフェットの姿勢を象徴する一言。好きな仕事を選び、情熱を持って取り組むことが最大の成功の秘訣であることを、この一言が雄弁に語っています。
この映画が刺さる人・おすすめのシーン
「投資に興味がない人でも充分楽しめる」のがこのドキュメンタリーの最大の特徴です。株や投資の話は全体のごく一部で、むしろ「どう生きるか」という人生哲学が中心です。特に必見なのは、バフェットが毎朝マクドナルドで朝食を取り、5分で職場に到着するシーン。世界有数の富豪が1958年に購入した同じ家に住み続け、同じ生活を維持している姿は、「お金がすべての問題を解決する」という思い込みを静かに覆します。また、ビル・ゲイツとの深い友情のエピソードも温かく、二人の「最大の成功の秘訣は集中力だ」という共通認識が印象的です。
作品データ・受賞歴
2017年1月30日にHBOで初放映。ロッテントマトでは批評家から高い評価を獲得しています。バフェット本人への長時間インタビューに加え、チャーリー・マンガー、ビル・ゲイツ、スーザン・バフェットJr.、ハワード・バフェット、ピーター・バフェットらがバフェットの素顔を語っています。撮影当時のバフェットの総資産は約673億ドル(約9兆円)でしたが、生涯資産の99%以上を慈善活動に寄付する計画を公言しています。
主な登場人物
ウォーレン・バフェット:バークシャー・ハサウェイ会長兼CEO。「オマハの賢人」と呼ばれる伝説的投資家。大統領自由勲章受章者。
チャーリー・マンガー:バークシャー・ハサウェイ副会長。バフェットの長年のビジネスパートナー。「バフェットを変えた男」として知られる。
スーザン・バフェット Jr.:バフェットの娘。慈善活動家として父の意志を受け継ぐ。
ビル・ゲイツ:バフェットの親友。マイクロソフト創業者。二人の友情は30年以上に及ぶ。
総評・おすすめ度
おすすめ度:★★★★★(5/5)
投資家としての知恵だけでなく、人生哲学・家族愛・慈善精神まで、バフェットという人間の全体像が88分に凝縮された傑作ドキュメンタリーです。「なぜ世界一の富豪がマクドナルドで朝食を食べ、1958年に買った家に住み続けるのか」——その答えがこの映画にあります。お金持ちになりたい人にも、人生をシンプルに豊かに生きたい人にも、強くおすすめできる一作です。
※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。コトバミンでも以前から取り上げてきた名言については、今回改めて原文を照合・確認しています。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。