「大きな間違い——大きな——大きな——今すぐ買い物に行かなきゃ——Big mistake. Big. Huge. I have to go shopping now.」——1990年、ゲイリー・マーシャル監督、リチャード・ギア(エドワード・ルイス)、ジュリア・ロバーツ(ヴィヴィアン・ウォード)主演。全米興行収入1億7800万ドル。ジュリア・ロバーツをスターダムに押し上げた不朽のロマンティック・コメディ。
「彼女は彼を救い返す——She rescues him right back.」——王子様に救われるお姫様ではなく、お姫様も王子様を救う——現代版シンデレラの名言が世界を席巻した。IMDb7.0点。
映画基本情報
タイトル:プリティ・ウーマン(Pretty Woman)
公開年:1990年
監督:ゲイリー・マーシャル
脚本:J・F・ローソン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード(主題歌「It Must Have Been Love」ロクセット)
出演:リチャード・ギア(エドワード・ルイス)、ジュリア・ロバーツ(ヴィヴィアン・ウォード)、ヘクター・エリゾンド(バーニー)、ジェイソン・アレクサンダー(スタッキー弁護士)
上映時間:119分
製作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
あらすじ
ロサンゼルス・ハリウッド。億万長者の企業買収屋エドワード・ルイス(リチャード・ギア)は道に迷い、街娼のヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)に声をかける。ビジネスパートナーとしての同伴を依頼したエドワードは、1週間3000ドルでヴィヴィアンを雇い入れる。
ビバリー・ウィルシャーホテルでの豪華な滞在、ロデオ・ドライブでのショッピング、オペラ鑑賞——階級も世界も違う二人が互いに変わっていく。ヴィヴィアンはエドワードに夢を、エドワードはヴィヴィアンに自己価値を教え合う。
心に残る名言集
名言①「大きな間違い——大きな——大きな——今すぐ買い物に行かなきゃ」
“Big mistake. Big. Huge. I have to go shopping now.”
― ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)、ロデオ・ドライブで
前日に貧しい服装で入店を断られた店に、高級ドレスを纏い戻ってきたヴィヴィアンが店員に言い放つ台詞。「大きな間違い——大きな——大きな——今すぐ買い物に行かなきゃ」——脚本にはなく、ジュリア・ロバーツの即興演技が生んだこのセリフは世界で最も有名な「復讐台詞」として映画史に刻まれた。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言②「彼女は彼を救い返す」
“She rescues him right back.”
― ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)
「塔によじ登って彼女を救ったあとはどうなった?」と問うエドワードにヴィヴィアンが答える言葉。「彼女が彼を救い返すのよ」——一方的に救われるシンデレラではなく、互いに救い合う対等な愛の形。本作のテーマを一言で体現する名台詞。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言③「おとぎ話が欲しい」
“I want the fairy tale.”
― ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)
エドワードからの経済的援助の申し出を断ったヴィヴィアンが呟く言葉。「おとぎ話が欲しい」——物質的な豊かさではなく本物の愛を求めるヴィヴィアンの純粋な欲望。プリティ・ウーマン最大の感動的台詞のひとつ。IMDbで確認済み。
名言④「人に散々貶められると——信じてしまうようになる」
“People put you down enough, you start to believe it… The bad stuff is easier to believe.”
― ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)
自分の価値を信じられないヴィヴィアンが打ち明ける言葉。「人に散々貶められると——信じてしまうようになる——悪いことの方が信じやすいのよ——気づいたことない?」——自己肯定感と社会的偏見をテーマにした本作最大のメッセージ。IMDb・Quotes.netで確認済み。
名言⑤「私は騎士の夢を見た——でも騎士は言わなかった——来い、コンドミニアムに住まわせてやる」
“Never in all the time that I had this dream did the knight say to me, ‘Come on, baby, I’ll put you up in a great condo.'”
― ヴィヴィアン(ジュリア・ロバーツ)
幼い頃の夢を語りながらエドワードの提案を断るヴィヴィアン。「夢の中でも騎士は言わなかった——来い、素敵なコンドミニアムに住まわせてやる——と」——物質的な援助ではなく真実の愛だけが欲しいというヴィヴィアンの誇りを示す台詞。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
こんな人におすすめ・必見シーン
ロマンティック・コメディの教科書として。ジュリア・ロバーツが世界的スターになった原点を知りたい人に。ロクセットの「It Must Have Been Love」と共に90年代の空気を感じたい人に。
必見シーン①:ロデオ・ドライブのリベンジショッピングシーン——「大きな間違い——大きな——大きな」のジュリア・ロバーツの表情は映画史最高の「勝利の微笑み」のひとつ。
必見シーン②:エドワードがオペラ「椿姫」でヴィヴィアンをボックス席に連れて行くシーン——ヴィヴィアンが初めて本物の美しさに涙する場面は映画全体のターニングポイント。
作品データ・制作秘話
「Big mistake. Big. Huge.」はジュリア・ロバーツの即興演技だったと脚本家J・F・ローソンが証言。元々の脚本では「3000ドル」という暗い題名のシリアスなドラマだったが、ゲイリー・マーシャル監督がロマンティック・コメディに方向転換した。エドワード役はリチャード・ギアが最初固辞し、ジュリア・ロバーツが「お願いします」と書いたポストイットを渡して説得した。ロクセットの「It Must Have Been Love」はビルボード1位を獲得。
総評・おすすめ度
おすすめ度:★★★★☆(4/5)
「彼女は彼を救い返す」——この一言がプリティ・ウーマンの本質を語る。単なるシンデレラストーリーではなく、互いが互いを変え救い合う対等な愛の物語。ジュリア・ロバーツの底抜けの笑顔と「Big mistake. Huge!」のリベンジシーンは、30年以上経った今も世界中の人々が口ずさむ名場面として生き続けている。
※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。