「欲しい、必要だ——プレシャスを手に入れなければ——We wants it, we needs it. Must have the precious.」——2002年、ピーター・ジャクソン監督、イライジャ・ウッド(フロド)、ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)、アンディ・サーキス(ゴラム)主演。ロード・オブ・ザ・リング3部作の第2作。アカデミー賞2部門受賞。AFI選出の映画名言100選第85位にゴラムの台詞がランクイン。
「暗闇も過ぎ去るもの——新しい日が来る(Even darkness must pass. A new day will come.)」——指輪遠征隊が分断され、フロドとサムはゴラムに導かれモルドールへ、アラゴルン一行はローハン王国の危機に挑む——ヘルム峡谷の攻防戦は映画史に残るバトルシーン。IMDb8.8点。
映画基本情報
タイトル:ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(The Lord of the Rings: The Two Towers)
公開年:2002年
監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
音楽:ハワード・ショア(アカデミー賞受賞)
出演:イライジャ・ウッド(フロド)、イアン・マッケラン(ガンダルフ)、ヴィゴ・モーテンセン(アラゴルン)、アンディ・サーキス(ゴラム)、ミランダ・オットー(エオウィン)
上映時間:179分(劇場版)
製作:ニュー・ライン・シネマ
あらすじ
指輪遠征隊が分断。フロド(イライジャ・ウッド)とサム(ショーン・アスティン)は謎の生き物ゴラム(アンディ・サーキス)を道案内に運命の山を目指す。一方アラゴルン、レゴラス、ギムリはローハン王国でサルマンの軍勢と対峙。
ヘルム峡谷でわずかな守備兵と10000のウルク=ハイが衝突する史上最大規模のバトルシーン。その夜の戦いに「夜明けの最初の光の時に来る」と告げたガンダルフが率いるローハン騎兵が地平線に現れる——映画史が変わった瞬間。
心に残る名言集
名言①「欲しい、必要だ——プレシャスを手に入れなければ」
“We wants it, we needs it. Must have the precious.”
― ゴラム(アンディ・サーキス)
一つの指輪(プレシャス)への執着を語るゴラムの言葉。「欲しい——必要だ——プレシャスを手に入れなければ」——AFIの映画名言100選第85位にランクインした名台詞。アンディ・サーキスの音声演技と画期的なモーションキャプチャーが生んだ。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言②「暗闇も過ぎ去るもの——新しい日が来る——そこに戦う価値がある何かがある」
“Even darkness must pass. A new day will come. And when the sun shines it will shine out the clearer… That there’s some good in this world, Mr. Frodo, and it’s worth fighting for.”
― サム(ショーン・アスティン)
絶望するフロドに向けてサムが語る物語最大の台詞。「暗闇も過ぎ去るもの——新しい日が来る——そして太陽が輝く時、より清らかに輝く——この世界には善いものがある、フロドさん——そしてそれは戦う価値がある」——ロード・オブ・ザ・リングのすべてのテーマを凝縮した名場面。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言③「5日目の夜明けの最初の光に来る——暁に東を見よ」
“Look to my coming on the first light of the fifth day, at dawn look to the east.”
― ガンダルフ(イアン・マッケラン)
ヘルム峡谷の守備隊に告げるガンダルフの約束。「5日目の最初の光に来る——夜明けに東を見よ」——そして正確にその言葉通り、白衣のガンダルフが援軍を率いて地平線に現れる。伏線と回収の完璧な一致が映画的カタルシスを生む。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言④「恐れているものは何か——檻だ」
“I fear neither death nor pain.” / “A cage. To stay behind bars until use and old age accept them.”
― エオウィン&アラゴルン(ミランダ・オットー&ヴィゴ・モーテンセン)
ローハンの王女エオウィンと流浪の王者アラゴルンの対話。「死も痛みも恐れない」「では何を恐れる、姫君よ?」「檻だ——老いと慣れが受け入れるまで柵の後ろに留まり続けること——そして勇気を振るう機会が永遠に去ること」——女性の自由と戦士としての尊厳を語る。IMDb・MovieQuotesで確認済み。
名言⑤「確実に死ぬ——成功の可能性は薄い——何を待っている?」
“Certainty of death. Small chance of success. What are we waiting for?”
― ギムリ(ジョン・ライス=デイヴィス)、ヘルム峡谷の夜明け前に
絶望的な籠城戦の最中、玉砕覚悟の突撃を提案する際のギムリの一言。「確実に死ぬ——成功の可能性は薄い——何を待っている?」——重苦しい状況を一瞬で笑いに変えるドワーフの気質が凝縮。Wikiquoteで確認済み。
こんな人におすすめ・必見シーン
第1作「旅の仲間(2001)」から続けて観ることが必須。ファンタジー映画の頂点を体感したい人に。ゴラムというキャラクターが映画史でどれだけ革命的だったかを知りたい人に。
必見シーン①:ヘルム峡谷の戦い——10000体のウルク=ハイと数百人の守備隊の戦いは、その後のファンタジー映画・ゲームすべてに影響を与えた史上最大規模の映像バトル。
必見シーン②:ゴラムの内面対話——スメアゴル(善の人格)とゴラム(悪の人格)が会話する場面は、一人の俳優が演じる史上最も複雑な演技のひとつ。
総評・おすすめ度
おすすめ度:★★★★★(5/5)
「暗闇も過ぎ去るもの——新しい日が来る——そこに戦う価値がある何かがある」——サムのこの言葉はトールキンの世界観の核心であり、現代を生きる私たちへのメッセージでもある。3部作中最も複雑な構成でありながら、最もエモーショナルな一作。
※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。