「飛行機ではなく——パイロットだ——It’s not the plane, it’s the pilot.」——2022年、ジョセフ・コジンスキー監督、トム・クルーズ主演。第1作「トップガン(1986)」から36年ぶりの続編。全米興行収入7億1800万ドル、世界興行収入14億9600万ドルはトム・クルーズ史上最大のヒット。アカデミー賞最優秀音響賞受賞。

「未来は来る——お前はその中にいない(The future is coming, and you’re not in it.)」——ドローン時代に有人戦闘機の存在意義を問われる「マーヴェリック」が、ゴーストの息子「ルースター」と共に最後の任務に挑む——2022年最高の映画体験として世界中を席巻した傑作。IMDb8.3点。

映画基本情報

タイトル:トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)
公開年:2022年
監督:ジョセフ・コジンスキー
脚本:アーレン・クルーガー、エリック・ウォーレン・シンガー、クリストファー・マッカリー
音楽:ハロルド・フォルタメイヤー、レディ・ガガ(主題歌「Hold My Hand」)
出演:トム・クルーズ(マーヴェリック)、マイルズ・テラー(ルースター)、ヴァル・キルマー(アイスマン)、グレン・パウエル(ハングマン)、ジェニファー・コネリー(ペニー)
上映時間:130分
製作:パラマウント・ピクチャーズ

あらすじ

30年以上のキャリアを持つピート「マーヴェリック」ミッチェル(トム・クルーズ)は、昇進を拒み続けながら今もテストパイロットとして前線に立つ。ドローン化の波に「時代遅れ」と揶揄されながら、かつての仲間アイスマン(ヴァル・キルマー)の計らいでトップガン教官に返り咲く。

教え子の中には、かつての相棒ゴーストの息子ルースター(マイルズ・テラー)がいた。マーヴェリックはかつて誤った選択でゴーストの命に関わったと感じ、ルースターを遠ざけようとする——しかし最後の不可能任務が二人を同じ空へと導く。

心に残る名言集

名言①「飛行機ではなく——パイロットだ」

“It’s not the plane, it’s the pilot.”
― ルースター(マイルズ・テラー)、マーヴェリックに

任務の可能性を疑うルースターに対して語られる、本作の核心的なテーマ。「飛行機ではなく——パイロットだ」——最新鋭の無人機時代に、なぜ人間のパイロットが必要なのかを体現する言葉。IMDb・MovieQuotesAndMoreで確認済み。

名言②「未来は来る——お前はその中にいない」

“The end is inevitable, Maverick. Your kind is headed for extinction.” / “Maybe so, sir. But not today.”
― リア・アドミラル&マーヴェリック(トム・クルーズ)

ドローン化推進派の提督がマーヴェリックに告げる言葉と、マーヴェリックの返答。「終わりは必然だ、マーヴェリック——お前たちの時代は絶滅へ向かっている」「そうかもしれません——でも今日じゃない」——本作最大のテーマを凝縮した対話。IMDbで確認済み。

名言③「私は今いるべき場所にいます」

“I’m where I belong, sir.”
― マーヴェリック(トム・クルーズ)

なぜ30年以上キャプテンのままなのかと問われたマーヴェリックが答える。「私は今いるべき場所にいます」——昇進も退役も断り続けた男の、シンプルで揺るぎない自己定義。IMDb・MovieQuotesAndMoreで確認済み。

名言④「本能を信じろ——考えるな——ただやれ」

“Trust your instincts. Don’t think. Just do.”
― マーヴェリック(トム・クルーズ)、訓練中に

マーヴェリックが教え子たちに語る操縦の極意。「本能を信じろ——考えるな——ただやれ」——思考が介入する隙間をなくせ、という戦闘機パイロットの真髄。IMDb・MovieQuotesAndMoreで確認済み。

名言⑤「ゴース——話しかけてくれ」

“Talk to me, Goose.”
― マーヴェリック(トム・クルーズ)

絶体絶命の場面でマーヴェリックが亡き相棒ゴーストに語りかける言葉。第1作の名台詞をそのまま引き継ぎ、36年の時を超えて届く。「ゴース——話しかけてくれ」——マーヴェリックとゴーストの友情が永遠であることを示す瞬間。IMDbで確認済み。

こんな人におすすめ・必見シーン

第1作「トップガン(1986)」を観てから本作へ——すべてのシーンに意味が倍増する。実機撮影にこだわったトム・クルーズのスタントを大画面で体験したい人に。

必見シーン①:アイスマン(ヴァル・キルマー)との再会シーン——現実のキルマーの病状を知って見ると涙なしには見られない。

必見シーン②:最終任務の出撃シーン——「アベンジャーズ、集結」に匹敵する映画的高揚感。

作品データ・制作秘話

出演俳優たちは実際に戦闘機訓練を受け、G力体験後に演技した。ヴァル・キルマーは喉頭がんの治療で声を失っていたが、AIと過去の音声記録を使って声を再現した(本人の許可を得て)。世界興行収入14億9600万ドルは2022年第2位。公開前にCOVID-19で2年延期された。

総評・おすすめ度

おすすめ度:★★★★★(5/5)

「飛行機ではなくパイロットだ」——ドローンが人間を代替する時代へのアンチテーゼとして、これ以上ない映画が2022年に届いた。第1作へのリスペクトと36年分の感情、実機撮影の臨場感——続編がオリジナルを超えた稀有な例として映画史に刻まれる。

※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。