「また同じことが起きた」——そうぼやきながらも、ジョン・マクレーンはまた戦う。

1990年公開の『ダイ・ハード2』は、前作の熱狂を受けて制作されたシリーズ第2弾。舞台をビルから空港へと移し、燃料切れの飛行機が次々と墜落の危機にさらされるという緊張の中、不運なヒーローが孤軍奮闘する。スケールアップしたアクションと、マクレーン節のユーモアが冴えわたる娯楽大作だ。

映画基本情報

タイトル:映画「ダイ・ハード2」の名言と鑑賞した感想おすすめ度(Die Hard 2)
公開年:1990年
監督:レニー・ハーリン
脚本:スティーヴン・E・ド・スーザ、ダグ・リチャードソン
出演:ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)、ホリー・マクレーン(ボニー・ベデリア)、スチュアート大佐(ウィリアム・サドラー)
上映時間:124分
全世界興行収入:2億4,000万ドル超

あらすじ

クリスマスイブ、ワシントン・ダレス国際空港。妻ホリーを迎えに来たLAPD刑事ジョン・マクレーンは、空港が武装テロリストに乗っ取られた瞬間を目撃する。

リーダーのスチュアート大佐は麻薬密輸の犯罪者エスペランサ将軍の身柄引き渡しを要求し、空港の着陸システムを掌握。燃料が底をつきつつある複数の旅客機が着陸できない状況に追い込まれる。妻ホリーの乗る飛行機もその中の一機だ。

警察や軍の協力が得られない中、マクレーンはひとりで空港内のテロリストたちと戦いを始める。

心に残る名言集

名言①「同じ奴に同じことがまた起こるなんて、どういうことだ?」

“Oh man, I can’t fucking believe this. Another basement, another elevator. How can the same shit happen to the same guy twice?”
― ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)

前作のナカトミビルに続き、またもやテロ事件に巻き込まれたマクレーンがこぼす本音。シリーズのお約束を自ら笑い飛ばすメタ的なユーモアが効いており、観客との共犯関係を築く一言だ。

名言②「イッピー・カイ・ヤー!」

“Yippee-ki-yay, motherf***er.”
― ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)

前作から引き継がれたマクレーンのトレードマーク的台詞。本作でも要所で炸裂し、観客の興奮を最高潮に引き上げる。映画史に残るキャラクターの決め台詞として、アクション映画ファンなら一度は口にしたことがあるはずだ。

名言③「一度でいいから、普通のクリスマスを過ごしたい。エッグノッグ、クリスマスツリー、七面鳥の丸焼き」

“Just once, I’d like a regular, normal Christmas. Eggnog, a Christmas tree, a little turkey.”
― ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)

またもクリスマスに大事件に巻き込まれた自分の不運を嘆くマクレーンの愚痴。ヒーローでありながら人間的な本音をぼやく親近感こそ、ダイ・ハードシリーズの最大の魅力だ。

名言④「これはほんの始まりに過ぎない」

“No. This is just the beginning.”
― ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)

空港管制官から「事態はこれで全部か」と問われたマクレーンが返す一言。状況の深刻さを誰よりも早く把握し、「最悪の事態を予見する男」としてのマクレーンの本質が表れている。

名言⑤「稲妻は同じ場所に二度落ちないと言う……だが、それは間違いだった」

“They say lightning never strikes twice… They were wrong.”
― 本作の公式タグライン

本作の公式タグライン。前作で奇跡的な活躍を見せたマクレーンが再びテロと対峙するという続編の設定を一言で言い表し、「また始まるのか」という観客の期待と笑いを同時に引き出す。

こんな人におすすめ・必見シーン

前作を楽しんだ人なら確実に楽しめる続編。スケールアップした舞台と、燃料切れの飛行機たちが刻々と限界を迎えるタイムリミット設定が独自の緊張感を生む。

必見シーンは雪が舞う滑走路での戦闘と、飛行機の翼の上でのクライマックスアクション。また妻ホリーが迷惑なレポーターを思い切り殴るシーンは、前作からの伏線回収として喝采必至だ。

登場人物紹介

ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)
LAPD刑事。またもや最悪のタイミングで事件に巻き込まれる不運のヒーロー。

ホリー・マクレーン(ボニー・ベデリア)
マクレーンの妻。燃料切れの危機にさらされた機内で機転を利かせる。

スチュアート大佐(ウィリアム・サドラー)
空港を乗っ取ったテロリストのリーダー。元特殊部隊員の冷徹な知性が際立つ。

ロレンゾ主任(デニス・フランツ)
空港警察のトップ。マクレーンの警告を無視し続ける官僚主義の体現者。

作品データ・制作秘話

ウォルター・ウェイガーの小説「58ミニッツ」を原作としており、「前作の成功をそのまま拡張する」という方針で制作された。

レニー・ハーリン監督(フィンランド出身)はアメリカで初めて手がけた大作として本作に挑んだ。屋外の空港・滑走路・吹雪の山岳地帯へと広げたことでアクションの多様性を実現している。

総評・おすすめ度

前作ほどの密室感と完成度はないが、スケールアップしたアクションと空港ならではのタイムリミット緊張感が魅力の良質な続編。マクレーンのキャラクターの一貫性とブルース・ウィリスの存在感は健在だ。

クリスマスにアクション映画を楽しみたいときの鉄板の一本。「映画を観たぞ」という満足感を確実に得られる。

おすすめ度:★★★★☆(4/5)

※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。コトバミンでも以前から取り上げてきた名言については、今回改めて原文を照合・確認しています。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。