「ずっと——Always.」——2011年、デヴィッド・イェーツ監督、ダニエル・ラドクリフ(ハリー)、エマ・ワトソン(ハーミオーニー)、ルパート・グリント(ロン)、アラン・リックマン(スネイプ)主演。IMDb8.1点。全8作のハリー・ポッターシリーズの完結編。興行収入13億4,100万ドルという驚異の記録を叩き出し、映画史上最高の興行収入を誇るシリーズの最終章に相応しい大結末。
「死んだ者を哀れむな、ハリー——愛なく生きる者こそを哀れめ——Do not pity the dead, Harry. Pity the living. And above all, those who live without love.」——ホグワーツの最終決戦、スネイプの真実、ハリーの自己犠牲——10年にわたるシリーズが完璧な結末を迎える。
映画基本情報
タイトル:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2)
公開年:2011年
監督:デヴィッド・イェーツ
出演:ダニエル・ラドクリフ(ハリー)、エマ・ワトソン(ハーミオーニー)、ルパート・グリント(ロン)、アラン・リックマン(スネイプ)、マイケル・ガンボン(ダンブルドア)、ラルフ・ファインズ(ヴォルデモート)、ジュリー・ウォルターズ(モリー・ウィーズリー)
上映時間:130分
製作:ワーナー・ブラザース
あらすじ
最後のホークラックスを求めてグリンゴッツ銀行に潜入、脱出したハリーたちはホグワーツに戻る。ヴォルデモートの軍勢がホグワーツに押し寄せる中、生徒たちと先生たちが城を守る最終決戦が始まる。スネイプの真の姿が「ペンシーブ(記憶の器)」で明かされ、ハリーは「自分がホークラックスである」という衝撃の真実を知る。
ハリーは死を選んで森へ向かう——そしてヴォルデモートとの最終対決へ。「the boy who lived」(生き延びた少年)の物語が、完璧な結末を迎える。
心に残る名言集
名言①「ずっと」
“Always.”
― セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)
映画史上最も有名な1語。ダンブルドアが「ずっとリリーを愛していたのか?」と問うたのに対するスネイプの答え。スネイプが生涯をかけてリリー(ハリーの母)を愛し続けたことを示す——この一言がシリーズ全体のスネイプというキャラクターを完成させた。アラン・リックマンの静かな演技が永遠に語り継がれる。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言②「私の娘に手を出すな、このくそばばあ!」
“Not my daughter, you bitch!”
― モリー・ウィーズリー(ジュリー・ウォルターズ)
ベラトリックスがジニーを狙った瞬間、おっとりしたウィーズリー家の母親が爆発する台詞。シリーズ最大の意外性と爆発的なカタルシスを持つ場面——「母は最強の魔法使いだ」という事実をこの一言が証明する。観客が最も歓声を上げた台詞のひとつ。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言③「死んだ者を哀れむな——愛なく生きる者こそを哀れめ」
“Do not pity the dead, Harry. Pity the living. And above all, those who live without love.”
― アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)
死後の世界(キングス・クロス駅)でハリーに語りかけるダンブルドアの言葉。愛なき生が死より悲惨だというシリーズの核心テーマ——ヴォルデモートが最も恐れた「愛の力」の意味を最も端的に表す。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言④「もちろん頭の中で起きている——だからといって現実でないことにはならない」
“Of course it’s happening inside your head, Harry. But why on earth should that mean that it’s not real?”
― アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)
キングス・クロス駅の「死後の世界」でハリーが「これは全部頭の中で起きているのですか?」と問う場面。「想像の中でしか起きないことは現実ではない」という常識への反論——創造力と現実の関係を問う哲学的名言として、J・K・ローリングの信念が込められている。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言⑤「言葉は魔法の最も尽きることのない源だ——傷つけることも、癒すこともできる」
“Words are, in my not-so-humble opinion, our most inexhaustible source of magic. Capable of both inflicting injury, and remedying it.”
― アルバス・ダンブルドア(マイケル・ガンボン)
キングス・クロスでダンブルドアが語る言葉。「言葉は魔法の最も尽きることのない源だ」——ハリー・ポッターという物語そのものが言葉の力によって生まれ、世界を変えた。J・K・ローリング自身のメッセージとして読める台詞。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
名言⑥「君はスリザリンに組み分けられるかもしれない——でも彼はおそらく俺が出会った中で最も勇敢な人間だった」
“You were named for two headmasters of Hogwarts. One of them was a Slytherin, and he was probably the bravest man I’ve ever known.”
― ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)、息子アルバス・セブルスへ
エピローグでホグワーツへ旅立つ息子アルバス・セブルス(スネイプとダンブルドアにちなんだ名前)にハリーが語る言葉。長年の敵として描かれたスネイプへの最終的な赦しと称賛——シリーズ全体の締めくくりとして完璧な台詞。IMDb・Wikiquoteで確認済み。
こんな人におすすめ・必見シーン
シリーズを全部観てきた人の「ご褒美」となる作品。アラン・リックマンの最高の演技を見届けたい人に。「Always(ずっと)」という一言の意味を理解した時の感動を体験したい人に。
必見シーン①:スネイプの記憶シーン——ペンシーブでスネイプの真実が明かされる7分間は、シリーズ最大の感動と驚きが詰まった映画史に残る名場面。
必見シーン②:ハリーが森へ向かうシーン——蘇りの石で両親、シリウス、ルーピンを呼び出し「死ぬのは怖い?」と問うシーンは、涙なしでは観られない。
作品データ・制作秘話
「Always」のシーンでアラン・リックマンはJ・K・ローリングから事前に教えられていたスネイプの秘密を胸に演じた。その演技は「シリーズで最も完璧な演技」として称賛される。2016年にアラン・リックマンは逝去したが、「Always」という言葉は彼への追悼の言葉として世界中のファンが使い続けている。
総評・おすすめ度
おすすめ度:★★★★★(5/5)
「Always(ずっと)」——たった一言が10年間のシリーズ全てに意味を与えた。スネイプへの評価が完全に覆る瞬間、モリーが娘のために立ち上がる瞬間、ハリーが死を選んで森へ歩む瞬間——全てのシーンが10年の積み重ねの上に成り立っている。ハリー・ポッターシリーズを観てきたすべての人への、最高の贈り物。
※ コトバミンに掲載している名言は、海外の複数データベースで原文を検証済みです。