「私はロウでできている——ラリー——あなたは何でできている?——I’m made of wax, Larry. What are you made of?」——2006年、ショーン・レヴィ監督、ベン・スティラー(ラリー・デイリー)、ロビン・ウィリアムズ(セオドア・ルーズベルト)主演。全米興行収入2億5100万ドル、世界5億7400万ドルの大ヒット。ニューヨーク自然史博物館への観光客が公開後の年末年始で2万人増加した。

「夢見られるなら——実現できる(If it can be dreamed, it can be done.)」——売れない発明家で離婚した父親が自然史博物館の夜間警備員として働き始めると——展示物がすべて夜中に動き出す! 歴史上の人物・動物・ミイラが大騒ぎするファミリーコメディの傑作。IMDb6.5点。

映画基本情報

タイトル:ナイト ミュージアム(Night at the Museum)
公開年:2006年
監督:ショーン・レヴィ
脚本:ロバート・ベン・ガラント、トーマス・レノン
音楽:アラン・シルベストリ
出演:ベン・スティラー(ラリー・デイリー)、ロビン・ウィリアムズ(セオドア・ルーズベルト)、オーウェン・ウィルソン(ジェデダイア)、スティーヴ・クーガン(オクタヴィウス)、ラミ・マレク(アクメンラー)
上映時間:108分
製作:20世紀フォックス

あらすじ

仕事が続かない離婚した父親ラリー・デイリー(ベン・スティラー)は、息子に良い見本を見せるためニューヨーク自然史博物館の夜間警備員に就く。初日の夜、ラリーは驚愕の事実を知る——古代エジプトの石板の魔力で、博物館の展示物がすべて夜中に動き出すのだ。

ティラノサウルスの骨格(犬のように振る舞う)、ミニチュアのカウボーイとローマ兵の戦争、アッティラ・ザ・フンの突撃、イースター島の石像……ラリーは毎夜繰り広げられる大混乱を収める責任を負う。

心に残る名言集

名言①「私はロウでできている——ラリー——あなたは何でできている?」

“I’m made of wax, Larry. What are you made of?”
― セオドア・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムズ)

諦めかけたラリーを叱咤激励するルーズベルトの言葉。「私はロウでできている——ラリー——あなたは何でできている?」——文字通りロウ人形のルーズベルトが「素材の問題ではなく中身の問題だ」と問いかける本作最大の名台詞。IMDbで確認済み。

名言②「夢見られるなら——実現できる」

“Anything’s possible, Lawrence. If it can be dreamed, it can be done.”
― セオドア・ルーズベルト(ロビン・ウィリアムズ)

ラリーを励ますルーズベルトの言葉。「何でも可能だ、ローレンス——夢見られるなら——実現できる」——26代米大統領の言葉として説得力を持つが、それがロウ人形の口から発せられるユーモアも絶妙。IMDbで確認済み。

名言③「準備はいいか——みんな——動物も——顔のない奇妙な人形も!」

“All right! Let’s do this, people! And… animals! And… weird faceless puppet creatures!”
― ラリー・デイリー(ベン・スティラー)

夜の博物館の混乱を収めるべくラリーが声を上げる場面。「準備はいいか——みんな——そして動物も——そして顔のない奇妙な人形も!」——「みんな」に次々と付け加えられる言葉のテンポが最高のコメディ。IMDbで確認済み。

名言④「私はあなたの目に射撃する——親父め」

“I’m gonna shoot you in your dang eye.”
― ジェデダイア(オーウェン・ウィルソン)

ミニチュアのカウボーイ・ジェデダイアが実物大のラリーに向けて放つ脅し文句。「あなたの目に射撃する——親父め」——オーウェン・ウィルソンのゆるい演技と、実際にはまったく届かない小さな銃のギャップが笑いを生む。IMDbで確認済み。

名言⑤「リトルホーンには笑えることは何もない!」

“Nothing funny about Little Big Horn!”
― マクフィー館長(リッキー・ジャーヴェイス)

博物館館長が夜間の大混乱を聞かされユーモアで返されることに怒る場面。「リトルホーン(カスター将軍の壊滅的敗戦)には笑えることは何もない!」——博物館ものとしての歴史ネタが炸裂するコメディ。IMDbで確認済み。

こんな人におすすめ・必見シーン

子供と一緒に歴史を学ぶきっかけとして最適。ロビン・ウィリアムズとベン・スティラーの掛け合いを楽しみたい人に。亡きロビン・ウィリアムズの最高の演技のひとつとして。

必見シーン①:ティラノサウルスの骨格がラリーのゴムボールで遊ぶシーン——巨大恐竜が子犬のように振る舞う笑劇。

必見シーン②:ミニチュアのジェデダイアとオクタヴィウスが電車の中に閉じ込められるシーン——オーウェン・ウィルソンとスティーヴ・クーガンの掛け合いが絶妙。

作品データ・制作秘話

ラミ・マレク(現在はクイーン伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」でアカデミー賞受賞)はこの映画が映画デビュー作。本作公開後、実際のニューヨーク自然史博物館の年末年始の来館者が前年比約20%増加した。ロビン・ウィリアムズ、ディック・ヴァン・ダイク、ミッキー・ルーニーという3世代のハリウッドレジェンドが共演した記念碑的な作品でもある。

総評・おすすめ度

おすすめ度:★★★★☆(4/5)

「私はロウでできている——あなたは何でできている?」——ロビン・ウィリアムズが演じるルーズベルトのこの問いは、今見ても胸に刺さる。博物館の歴史が文字通り動き出すというアイデアの秀逸さと、子供から大人まで楽しめるバランスの良さがこの映画の強み。続編2本も含めシリーズとして完成度が高い。

※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。