「キットリッジ——あなたは私が本当に怒った姿を見たことがない——Kittridge, you’ve never seen me very upset.」——1996年、ブライアン・デ・パルマ監督、トム・クルーズ(イーサン・ハント)主演。1960〜70年代のTVシリーズを映画化したスパイアクションの原点。チェコ・プラハと英仏海峡でのロケ撮影が話題を呼んだ。

「ゼロ・ボディカウント(Zero bodycount)」——チームが全滅し、スパイとして「失格」を宣告されたイーサン・ハントが孤独に真の裏切者を追う——CIA本部侵入シーンは映画史に残る緊張感の名場面。IMDb7.1点。

映画基本情報

タイトル:ミッション:インポッシブル(Mission: Impossible)
公開年:1996年
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:デヴィッド・コープ、ロバート・タウン
音楽:ダニー・エルフマン(テーマ:ラロ・シフリン)
出演:トム・クルーズ(イーサン・ハント)、ジョン・ヴォイト(ジム・フェルプス)、ヴィング・レームス(ルーサー・スティッケル)、エマニュエル・ベアール(クレア)、ジャン・レノ(クリーガー)
上映時間:110分
製作:パラマウント・ピクチャーズ

あらすじ

プラハ。IMF(不可能任務部隊)のエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)のチームはNOCリスト(海外工作員の名簿)を狙う「モグラ(内通者)」を炙り出す作戦に参加するが、全員が謎の罠で殺される。

唯一の生存者となったイーサンは内通者として疑われ、失格(disavowed)を宣告される。自らの潔白を証明するため、そして真の裏切者を暴くため——イーサンは単独行動に出る。

心に残る名言集

名言①「キットリッジ——あなたは私が本当に怒った姿を見たことがない」

“Kittridge, you’ve never seen me very upset.”
― イーサン・ハント(トム・クルーズ)

レストランでIMFの上司キットリッジに「君は動揺しているようだ」と言われたイーサンが静かに返す言葉。「キットリッジ——あなたは私が本当に怒った姿を見たことがない」——この直後、水槽を爆発させて脱出する。静かな怒りと危険さを完璧に体現した台詞。IMDb・Wikiquoteで確認済み。

名言②「私のチームが死んだ——来ることを知っていたんだ」

“My team. My team is DEAD. They knew we were coming, man.”
― イーサン・ハント(トム・クルーズ)、電話で

チームが全滅した直後、電話越しに叫ぶイーサンの絶叫。「私のチームが死んだ——来ることを知っていたんだ——ディスクはなくなった」——ヒーローの絶望と怒りが爆発する瞬間。IMDb・Wikiquoteで確認済み。

名言③「リラックスしろ、ルーサー——もっと悪い状況だ」

“Relax Luther, it’s much worse than you think.”
― イーサン・ハント(トム・クルーズ)

状況の深刻さを確認するルーサーに対してイーサンが飄々と返す一言。「リラックスしろ、ルーサー——お前が思うよりずっと悪い」——イーサン・ハントのキャラクターを端的に表す名台詞。IMDb・Wikiquoteで確認済み。

名言④「ゼロ・ボディカウント」

“Zero bodycount.”
― イーサン・ハント(トム・クルーズ)

作戦遂行中に殺しを求めるクリーガーにイーサンが命じる言葉。「ゼロ・ボディカウント(死者なし)」——どんなに困難な状況でも人を殺さないというイーサンの信条。IMDbで確認済み。

名言⑤「あなた、ルーサー——失格リストから外れたことへ乾杯」

“To you, Luther. And being off the disavowed list.”
― イーサン・ハント(トム・クルーズ)

事件解決後、ルーサーとの乾杯の言葉。「あなたへ——そして失格リストから外れたことへ」——IMFに疑われていた二人が名誉を回復した瞬間の軽やかな幕切れ。IMDb・Wikiquoteで確認済み。

こんな人におすすめ・必見シーン

スパイ映画ジャンルの金字塔として。ブライアン・デ・パルマの演出美学を体感したい人に。トム・クルーズのスタントへの拘りが始まった原点として。

必見シーン①:CIA本部コンピューター室への侵入——天井からロープで吊り下げられながら、汗一滴も床に落とせない極限の緊張シーン。映画史上最も有名な侵入シーン。

必見シーン②:英仏海峡でのTGV(高速列車)上でのクライマックス——ヘリコプターとの対決は今見ても圧巻のアクション。

作品データ・制作秘話

製作費8000万ドルに対し世界興行収入4億5700万ドルの大ヒット。トム・クルーズはプロデューサーも兼任し、監督のブライアン・デ・パルマと創造的対立があったと伝えられる。本作のCIA侵入シーンはその後多くの映画・テレビに影響を与えた。ヴィング・レームス演じるルーサー・スティッケルは続くシリーズ全作に登場する唯一の主要キャラクター(イーサン以外)。

総評・おすすめ度

おすすめ度:★★★★☆(4/5)

「キットリッジ——あなたは私が本当に怒った姿を見たことがない」——トム・クルーズがこの台詞を静かに言う瞬間、イーサン・ハントというキャラクターの本質がすべて見える。複雑な裏切りの構造と二転三転するプロット、そしてCIA侵入シーンの完璧な緊張感——今なお色あせないスパイ映画の傑作。

※ 名言の検証について:コトバミンに掲載している名言は、IMDb・Wikiquote・Rankerなど複数の海外データベースで原文を検証済みです。検証プロセスの詳細はこちらをご覧ください。